Space会員である皆さんの人生インタビューを隔週でお届け!第6回目の今回はSpaceの広報として、インタビュー記事の作成やSNSの運用などを担当している本山友理さん。体育会系の学生時代を経て、現在はSpaceでの活動のほか、レポーターやキャスターとしても活躍しています。順調にキャリアを築いてきたように見える本山さんですが、意外にも「人生の中で20年くらい『生きている意味がわからない状態』だった」そう。これまでの人生の軌跡や今後のビジョンについて、じっくりお話を伺いました。

 

 

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もくじ:本山さん人生インタビュー

 

●スポーツメンタルを学んでキャリアにさらなる奥行きを作りたい

●スポーツに鍛えられた学生時代

●「自分の目で見たもの」を伝えていく

●相手の状態を知る”オーラ診断”

●「何者でもない自分」を認め、受け入れていく

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スポーツメンタルを学んでキャリアにさらなる奥行きを作りたい

 

 

ーレポーターやキャスターのお仕事をされているそうですが、Spaceにはどのようなきっかけでスタッフとして参加することになったのですか?

 

幼少期からずっとスポーツをしてきたこともあり、「スポーツとメンタル」の分野には以前から興味があったんです。Spaceに参加する前には1年半ほど日本財団パラリンピックサポートセンター(以下、「パラサポ」)でSNSの担当をしていたのですが、さらに自分の付加価値を高められるようなことを身につけたいなと思うようになって。いろいろ探したり調べたりしているうちに見つけたのが鈴木颯人さんでした。

 

颯人さんの人柄や考え方にたくさんの人が共感しているところや、アスリートへのメンタルコーチとして確かな実績を残している点に直感的に惹かれましたね。ちょうど広報のインターンを募集する旨がHPに出ていたので、すぐに応募しました。

 

 

ー2020年の夏からスタッフとして参加されているそうですね。お仕事の手応えはいかがですか。

 

SNSではTwitterに力を入れていて、工夫した投稿がたくさんの人に見てもらえることがわかった時は手応えを感じます。最近だと、選択肢を選んでボタンを押してもらうクイズ形式の投稿の反応が良く、嬉しかったです。「インプレッション」といって、どれだけ投稿を見られたかが数字で確認できるので達成感があります。ただ、SpaceのTwitterアカウントの目的として「サロンメンバーへの情報発信と交流」と「Spaceを知らない人へのアプローチ」の2軸があり、その両方を叶えるためにはどうしたらいいかなというのはまだまだ迷っているところです。

 

 

ーサロンの会員ページのファミリーインタビューの業務についてはいかがですか。

 

これまであまり経験してこなかったタイプのお仕事ということもあり、課題がたくさんありますね。1記事作るのにとても時間がかかるので、効率の面も考えていかなければいけないなと。あと、インタビューさせていただく相手の魅力を引き出すにはどう取材をすればいいのかも悩みどころです。

 

 

ーインタビューを通じて、ファミリーの方にどんな印象を持たれていますか?

 

みなさん、とても意識が高く、インタビューする度にこちらが勉強させてもらっています。自分の目標達成の方法を知っている方ばかりなので「いずれ夢を叶えていく人」のお話しを聞いているというよりは「夢を叶える方法」を教えてもらっているように感じています。

 

 

スポーツに鍛えられた学生時代

 

ー本山さんのこれまでのご経歴についてお話を聞かせてください。幼少期からスポーツをされていたということでしたね。

 

はい、最初は小学校1年生の時に4歳上の兄の影響でソフトボールを始めました。出身地の長崎県はソフトボールが盛んなんです。通っていた小学校は、3つもチームがありました。私自身はあまり優秀なプレイヤーでなかったのですが、チーム自体はとても強く、市大会で優勝することもありました。中学からはソフトテニスを始めました。

 

 

ーソフトボールは続けなかったのですか?

 

実は小学生の時、上級生からいじめを受けていて。公立の中学に進学してまた同じいじめっ子に会うのが嫌で、親に頼んで私立の女子中に進学させてもらいました。その学校にソフトボール部がなく、あるのはソフトテニス部と卓球部だけ。卓球よりはソフトテニスの方がソフトボールに近いかな、と。バットよりラケットの方がボールを当てられる範囲も広いですし(笑)、私に合っていたようで、慣れるのは早かったですね。県大会では個人ベスト16でした。

 

 

ー素晴らしいですね…! 高校でもソフトテニス部ですか?

 

はい、インターハイで優勝経験のある強豪校に進学し、主将も務めさせてもらいましたが、チームをまとめるのは大変でしたね…。全国から進学してくるような優秀な選手ばかりなので、みんな実力も性格も強い。当時の私はコミュニケーション能力も低いし、人間関係や部員の心のケアが難しく、うまくまとめきれなかったことは今でも後悔しています。なんとか団体で全国5位でしたが、目標達成には至らなかったですね。

 

高校時代の恩師・外薗先生と 高校時代の恩師・外薗先生と

 

ープレイヤーとして頑張るだけでなく、マネジメントもしなければいけないのはさぞや大変だったと思いますが、素晴らしい結果を残せたのですね。

 

この時期に身につけたことで、今でも大事にしていることがあって。「確率より可能性にかけろ」です。『絶対内定』の著者で実業家の故・杉村太郎さんの本の言葉なんですけど、当時、最後のインターハイ予選で1年生とペアを組むことになっていたんです。「この間まで中学生だった相手がペアで予選を勝ち抜くなんてできるのか」と不安でいっぱいだったんですが、この言葉と出会って気持ちを切り替えられました。”確率”で考えると不安になるけど、”可能性”が少しでもあるならそれを信じたい。今でも大事にしている姿勢です。

 

 

「自分の目で見たもの」を伝えていく

 

ー高校を卒業した後はどのような道に進まれたのですか?

 

ソフトテニス部での実績を活かした自己推薦枠で東京の大学に進学し、ソフトテニス部に所属していました。東京の大学を選んだのは、将来的にメディア関係に進みたいと考えていたからです。

 

 

ーメディア関係に興味を持たれたのは…?

 

高校時代、部活の親善試合で韓国に行ったことがあったんです。今はK-POPやファッションなどで良いイメージもたくさんあると思うのですが、当時の私にとっては「あんまり知らない国」でした。ところが実際に行ってみたらみんなフレンドリーで、とても楽しくて。「自分で実際で行って見てみないと本当のところってわからないんだな」と実感しました。それがきっかけで、自分の目で見たものを伝える仕事がしたいと思うようになったんです。

 

レポーターのお仕事をする本山さん レポータの仕事をする本山さん

 

ースポーツ以外の分野に興味が芽生えた瞬間ですね。それが現在のレポーターやキャスターなどのお仕事につながったということでしょうか。

 

最初はなかなかつながりませんでした。メディア系といってもテレビ局や放送局に就職するイメージしかなかったので、事務所に所属してレポーターやキャスターをするという選択肢も頭にありませんでしたし。

 

そんな中、メディアの勉強会で知り合った人が、芸能事務所を紹介してくれたんです。せっかく紹介してもらったので面接に行ったら、モデル部に所属することになりました。そのうちモデルの仕事だけじゃなくラジオのパーソナリティーやテレビのレポーターをするようにもなった感じです。最初にイメージしていた形とは違いますが、こういうやり方で自分の見たものを世の中に広げていくのもいいかも、と。

 

ー「まずやってみる」ことで、次のキャリアにつながることってありますよね。ちなみにSpaceに参加する前はパラサポでSNSの担当をしていたということでしたが、このような方向への興味はもともとお持ちだったのですか?

 

東日本大震災後、宮城県の石巻市に通うようになり、その関係で知り合ったラグビー選手の方から、パラリンピック競技「ボッチャ」(※)の東京で活動する東京ノーブルウィングスというチームを紹介されたことがありました。当時の世界ランキング上位で、その後のリオパラリンピックで銀メダルを獲得した廣瀬隆喜選手に会うことができたのですが、世界で活躍する選手ですら活動費が厳しい現状にありました。私自身、ソフトテニスをしてきて以前から競技によってメディア露出の格差みたいなものを感じてきたので、何かできることはないかなと。障害者スポーツに対する社会的な認知やサポートがもっと広がればいいなと思い、何かお手伝いしたいと思うようになりました。それをきっかけに、その後、車椅子バスケットボールの広報のサポートやブラインドサッカーの支援ボランティアといった活動にも携わりました。

 

 ※脳性麻痺や運動障害のある人向けにヨーロッパで考案された障がい者スポーツの一つ。

廣瀬選手とチームを紹介してくれたラグビー選手の西山さん 廣瀬選手(中央)とチームを紹介してくれたラグビー選手の西山さん

 

 

ー支援やボランティア活動にも積極的に取り組まれてきたのですね。

 

東日本大震災の復興支援は、震災当日を一緒に過ごしていた友人が仙台出身だったことが大きいです。彼女の地元が凄まじい被害にあっている様子がテレビで報道されて、本当にいたたたまれない気持ちでした……。だから他人事だと思えなかったんですよね。

 

あとは、私の母が中学のバドミントン部の外部講師的なボランティアをずっとしていたんですね。その姿を見ていたので、無償の活動というか、見返りを求めない活動が身近だった気がします。「先に動く」姿勢を母の姿からなんとなく感じていましたね。

相手の状態を知る”オーラ診断”

 

 

ー体育会系のご経歴と、献身的でサポーティブなお人柄がよく理解できました。話を現在に戻して、Spaceでのお仕事以外に取り組んでいらっしゃることについて教えてください。

 

 

学生時代に所属していた事務所とは異なりますが、フリーアナウンサーの事務所に所属して引き続きテレビやコマーシャルでのお仕事をしています。Spaceでのお仕事とはジャンルも内容も違うのでまったく別分野のお仕事をしているように見えるかもしれませんが、実は根っこではつながっているんです。共通しているのは「自分の目で見たものを伝える」点です。媒体や手段は違いますが、「会社」「人」「モノ」など、私が自分で見たり聞いたりした対象を世の中に広げているという点では同じことをしていると感じています。

 

 

ー根っこでは共通しているからこそ、情熱をもって取り組めるのかもしれませんね。

 

そうですね。あと、最近は「オーラ診断」が少しできるようになりました。実は以前から人のオーラが色と形とで見えていたのですが、ここ1年くらいでさらにはっきり見えるようになってきて。その能力を活かして誰かの役に立てることがありそうだと思うようになり、公言するようになりました。昨年の年末と今年の年始にかけて時間があったので「100人限定、無料でオーラ診断」をするとTwitterで発信したんです。写真を送ってもらい診断内容をテキストで返信する形ですが、すぐに100名の枠が埋まり、先日やっと全員を診断し終わったところです。

 

 

ーオーラが見えるなんてすごいですね…!いったいどんな感覚なのか気になります。

 

あくまで私にとっての見え方ですが、オーラは先天性と後天的の色に分かれていると思っています。後天性の色は、その時の状況や体調などによって影響を受けるため、時期によって色が変わることもあります。頭・口・肩・腕といったパーツで色が違う人もいます。”色で性格を診断”というよりは、”色でその人の状態を知る”というイメージです。

 

 

ー「形で見える」というのは?

 

四角とか丸など、オーラが光状で形になっている人もいるんです。たとえば頭から胸までタテの軸状に色が見える人は、直感的に上からアイデアみたいなものをおろしてくるのが得意だったり。作曲家や作家が「天から降ってきた」と話すのと同じイメージです。

 

 

ーちなみに、色や形によって「こういう性格や特性がある」といった、決まった型のようなものがあるのですか?

 

一般的にある程度のパターンや型はあるのですが、必ずその通りとも言えなくて。そのあたりはたくさんの人を診断することで自分の中にデータをストックし、規則性や共通性を見つけて体系化している最中でもあります。たとえばピンク色の人は「恋愛・愛する対象がいる」と思いきや、肩から腕にかけて桜色に近いピンクが見える人はクリエイティブなお仕事に就いているという共通項があったのは発見でした。

 

 

ーかなり具体的で体系立ったものなのですね。オーラが見える人はなかなかいないので、驚きました。

 

見える人、いると思いますよ。でも「見えない」と思い込んで自分の力にブレーキやストッパーをかけているのかもしれません。集中力が必要なのでだいぶ体力とエネルギーを使っちゃうんですけどね…(笑)。

 

リフレッシュは熱海の伊豆山神社へ リフレッシュは熱海の伊豆山神社へ

「何者でもない自分」を認め、受け入れていく

 

ー今後、オーラ診断はお仕事として膨らませていく予定なのですか?

 

そうですね、実は将来的にはカウンセリングのお仕事をしたいと思っていて。オーラ診断とも相性がよさそうなので、活かせるかなと。スポーツの分野に限定せず、元気がない人や今後どうしていいか悩んでいるような人たちのカウンセリングをしていけたらいいですね。本来持っている力を発揮できていない人の手助けがしたいです。

 

 

ーそう思うようになったのは…?

 

色々なお仕事を通じて、組織の中の人間関係の苦労を身近で見聞きした経験も大きかったですし、何より私自身、ここ20年くらい「何のために生きているかわからない」という状態だったので…。

 

 

ー意外なお言葉です。ご自身の興味関心と偶然の出会いを大切に、順調にキャリアを築いていらっしゃる印象を受けていました。

 

そういう風に言っていただけるのは恐縮です!興味のあることにチャレンジはしてきましたが、辛いことや嫌だなあと感じることもその時々でたくさんあったような気はします。オーラもそうなんですけど、相手が言葉にしない感情も受け取ってしまうので、人の心の裏にあるものを感じてしまうのも結構切ないものがあります(笑)。でも今はやっとやりたいことが明確になってきて本当に楽しいし、生きていてよかったなと思えるようになりました。

 

 

ーそれはよかったです。大きな心境の変化があったのですね。

 

たぶんこれまでずっと、「何者かにならないといけない」と思い込んでいたのだと思います。スポーツをやっていたからかもしれませんが「結果を出さなければいけない」との意識が強かったんです。でもここ最近は身近な人間関係が大きく変わるような出来事があって、気持ちも大きく変化しました。これまでの様々な経験を通じて「自分がどういう人間か」「何がしたいのか」といったことを理解して、やっと「個性を活かしつつ、人のためになれるツール」を見つけられた気がします。それが私にとってはオーラ診断だったりカウンセリングだったりするんです。今は「生きている意味がわからなくてもいい」と思えるようになりましたし、そういう「何者でもない自分」を認め、受け入れられるようになるためのカウンセリングを提供できたらいいなと思っています。

 

 

ー本山さんだからこそできるカウンセリングになりそうですね。Spaceでのお仕事に関しては、今後どのようなことを目指していらっしゃいますか?

 

ファミリーのみなさんはお仕事もプライベートもお忙しいので、一時的にSpaceから少し離れたり、休んだりするタイミングもあると思うんです。その間も「つながっている」「応援されている」と感じてもらうために、どのような活用方法を提案できるか考えていきたいですね。

 

ー忙しい時も自分を見守ってくれる仲間がいると感じられると心強いですよね。最後に、ファミリーの方にはSpaceをどのように活用してもらいたいか教えてください。

 

一緒に高めあえ、刺激しあえる仲間やコミュニティがあるというのは素晴らしいことだと思います。Spaceは興味のある情報がぎゅっと詰まったインプットのための場所であると同時に、アウトプットをするための場でもあるんです。ブログを書いたりコメントをしたりと積極的にアウトプットをすることで考えが言語化され、まとまっていきます。どんどんアウトプットする場として活用してほしいですね。これは私自身の課題でもあります(笑)。この点、颯人さんは毎朝のミニラジオやブログなど、アウトプットの量が圧倒的。ファミリーのみなさん、颯人さんに負けず、私と一緒にたくさんアウトプットしていきましょう!