Space会員である皆さんの人生インタビューを隔週でお届け!第6回目の今回は、スポーツメンタルコーチとしてお仕事をしながら、Spaceを運営する橋本勇郎さんをご紹介します。『競技が好き』という気持ちがモチベーションや成長に繋がる!今、競技に向き合うことに悩んでいる方、今後の目標を迷っている方…始めた時の楽しいという想いに原点回帰することで、大切な気持ちに改めて気付くきっかけになるかもしれません。

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もくじ:橋本さん人生インタビュー

   ●   遅刻の大失敗が、思わぬ出会いに!

       ●   チームスポーツと個人競技の違いを体感

  好きだからこそ、成長できる

●  Spaceに込めた思い

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遅刻の大失敗が、思わぬ出会いに!

―早速ですが、橋本さんがメンタルに関わるお仕事をしたいと思った、きっかけはなんでしょうか?

 

 

橋本:そうですね、決めた瞬間は、教育実習です。僕は、東京学芸大学の教育学部心理学科にいたので、もともとは学校の先生になりたいと思っていました。教員免許を取るための教育実習が終わったタイミングで「やりたいことは学校の先生ではないかな」と思った瞬間があったんです。クラスに40人が集まってて、一人ひとりと向き合う時間ってどうしても少なくなってしまう。僕が教育実習で行ったクラスはかなりやんちゃだったんですよね(笑)。いわゆる学校で一番荒れているクラスに入りました。 

自分なりに一人一人と向き合おうとしながらの三週間だったのですが、上手くいかず。このクラスで何かを残せた気がしなかったです。向いてないのかもなぁと思った時に、別の道を考え始めました。



―なるほど。スポーツのメンタルコーチに興味を持った理由はありますか?

 

 

橋本:自分がいろんなスポーツをやってきたことが大きいですね。兄の影響で5歳から始めたサッカーを小中学校でも続けて、高校は陸上、大学でアメフトをやっていました。教員をしたら部活動の顧問をやりたいと思っていたこともあったので、スポーツとメンタルの2つがいい感じに噛み合ったというか。そこから、スポーツメンタルトレーナーになりたいと思い、教育学部心理学科の大学院を目指しました。まぁ一度、落ちるんですけど(笑)。落ちて、1年留年してる間に颯人さんのところに「勉強させてください」と行って、出会った感じでしたね。

 

 

―ええ!その時期が出会いだったんですか!

 

 

橋本:そうなんです。落ちて留年している時に門を叩くという。落ちた理由がですね、ものすごくしょうもないんです(笑)。筆記テストは簡単だったので余裕で受かると思ってたんですけど、2日目の面談で9時半集合のところを、僕、10時半って間違えて…遅刻してしまったんです(笑)。今となれば笑い話ですね。1年間は一応、研究室に席だけ置いて研究活動をやってはいたりはしたので、無駄な時間ではなかったですけど(笑)。その間に学会の発表で海外に行ったりもしましたし。それで次の年にまた受け直して、今度はちゃんと時間通りに行って受かりました。 大学院では、、内発的動機と外発的動機をメインに学び、モチベーション研究などをしていました。

 

 

学会発表 海外での学会・ポスター発表

 

チームスポーツと個人競技の違いを体感


―学生時代のスポーツ経験について教えてもらえますか?


橋本:はい。5歳から始めたサッカーは、うまかったわけじゃないんですけど、すごく好きだったなぁとは思いますね。最初は爪が割れるまでボールを蹴ってたみたいです(笑)。小中の最初のサッカーコーチはすごくいい人でした。地元のスポーツ少年団のコーチですごく優しい人でした。怒られることはほとんどなく、ボール蹴りながら、遊びながら、やってましたね。

 

―好きなサッカーをそのまま中学校でも続けたんですね。

 

橋本:そうですね。中学校でも続けて。ただ、中学校はあんまり良い記憶がないんです。1、2年の時はけっこう試合に出させてもらって、3年生の時は副キャプテンをやらせてもらいました。でも、中学校独特の、なんて言うんだろうなぁ……。部活を真面目にやるのはカッコ悪いみたいな人たちが同じ学年で出てきて。わりと僕は真面目にやりたかったので、人間関係に悩んだ時期がありましたね。中学校は最後の大会もあっけなく負けて終わってしまったので、「こんな感じで終わるんだ」「チームスポーツ、嫌だな」って思っちゃって。今思えば、自分がよくなかったなと思うこともたくさんあるんですけど…。それがあって高校からは陸上を始めたみたいな感じでしたね。

 

―なるほど。チームスポーツから個人スポーツに転向したんですね。

 

橋本:はい。陸上の部活自体は楽しかったですね。先輩たちもいい人だし、一緒にやる人もいい人でした。でも、過酷すぎて、自分にはあんまり合わなかったという感じがあって(笑)。それまでやっていたサッカーは、状況が常に変わっていって対処する力が必要なオープンスキルスポーツ。陸上ってそうじゃなくて、自分でいかに力を発揮するかっていうところだったりするんで。そういう意味では、ちょっと色が違う感じがあったかなっていうのは、今になって思いますね(笑)。3年しかやってないんで、楽しみきれずに終わってしまった部分は多かったかもしれません。こう思うと失敗だらけですね?(笑)

 

高校がそんな感じで、「もうスポーツはいいかな」と思って大学へ行ったんですけど、勧誘にあいました。アメフトは、大学からやる人たちが多く、勧誘に力を入れてることが多いんです。「君もアメフトをやらないかい?」って言われたので、「やりまーす!」と(笑)。もう1回チームスポーツをやるのもいいなって思ったことと、今からサッカーをするにもブランクがあるし、それだったら真剣にもう1回新しいスポーツをやってみるのもいいなと思い、アメフト部に入部しました。学生時代で、団体と個人と両方の競技を経験できたのは、今の仕事に生かせていると思いますね。

 

小学生の頃、サッカーに励む橋本さん 小学生の頃、サッカーにはげむ様子(ボールを持っているのが橋本さん)


好きだからこそ、成長できる


―アスリートと接する時に、何か意識していることはありますか?

 

橋本:選手は、その競技を好きだから、楽しいからやってると思うんです。その気持ちを大事にしてほしいなというか、それを大事にしながらどうやってうまくなっていけるかとか、どうやってパフォーマンスアップできるようになるかとか、そう思える競技人生だったらいいなって、すごく思います。うまくいかない時期だったり、ならない時ってたくさんあると思うんですけど、好きだから、楽しいからって思えると、また頑張れたりするじゃないですか。そういう気持ちと向き合いたいって、ずっと思ってはいますね。

 

ーご自身でもその気持ちが大事なんだなぁと思った経験が、過去にあったんでしょうか?

 

橋本:そうですね……。それこそ中学校の時にサッカーを辞めちゃったことをすごく後悔しているところはあって。今でも考えても、競技としてはやっぱり楽しいし好きなんですよね。今でも夢を見たりするんですよ、サッカーをやってる。でも、なんで辞めちゃったのかって考えると、それ以外のことで辞めちゃってるんですよね。15歳ぐらいの思春期特有の人間関係というか。すごくもったいなかったなっていうのは、今でも思っているところはあります。好きなことをやってる時って、自然とうまくなれたりとか、費やす時間も増えていくじゃないですか。好きという気持ちをうまく使うことで、成長していけるのかなって。僕自身が、嫌いなものはがんばれない、徹底的にやらないタイプなんです。宿題も何回踏み倒したかわからないぐらい(笑)。好きな気持ちがあるからこそ本気になるし、上手になったり、学びがあったり、人間としての成長も出てくるのかなと思います。

 

―メンタルコーチとして大事にしているところも、そういった気持ちですか?

 

橋本:そうですね。僕は今、本当にいろんな競技の選手を見させてもらっていて、球技もあれば、レース競技、格闘技、eSportsのチームもあります。競技は違っても共通しているのは、競技が好き、競技が楽しいっていうポジティブな気持ちは大事にしてほしいですし、それがあれば、つらいことも乗り越えていけると思うんです。選手とはそういったところを共有できるコミュニケーションを大事にしていきたいなって思っています。


―すばらしいですね。今後の目標や将来の夢は、何かありますか?

 

橋本:今メンタルコーチを始めて 3年目になるのですが、夢は世界大会を経験することです。それこそオリンピックやワールドカップ。そういう大会やそういうチームに関わりたいですね。今見ているチーム、選手と一緒に!という気持ちで、そういった成果をあげたいと思ってます。でも本当に思うのは、選手がいないと始まらないというか、本当に選手が主役なので、なんか僕がいうのは変かもなと思ったりするんですけど。でも、そういうサポートをしたいっていうのは、素直に思います。

 

 

Spaceに込めた想い



―では、ここからは、Spaceについても聞かせてください。橋本さんはSpaceにはいつから関わっているんですか?

橋本:約 2年前のSpace立ち上げ当初から関わっています。「オンラインサロンをやろうと思ってる。パッと全体像を考えてくんない?」」と、颯人さんからパスが来ました(笑)。「いいですよ!こんなのどうですか?」と企画して提案する感じでした。こんな場所にしたいという思いを、マンダラ目標シートにして、まずは、メンバー100人のコミュニティっていうのが真ん中に大きくあって、それのためにどうするか、どんな人たちが来るか、さらに雰囲気や参加するメリットを考えて行きました。発想から1年ぐらいでオープンしたかと思います。

 

 

―Sapceの目標というか、運営側としてはどこにゴールを置いている感じなんでしょうか?

 

橋本:これもけっこう颯人さんともよく話すんですけど、何かを達成するっていうより、大元に来るのは「スポーツって楽しいよね」という思いです。楽しいものに関わっている以上はハッピーでいてほしい。選手もそうですし、サポートする人たちもそうですし。Spaceに入ることによって、スポーツと関わるのが楽しくなったりとか、そういうところを感じられるような場所になってほしいなって思います。そのために自己実現も必要になってくるかなと思いますし、それを目指して一緒に高め合えたり、励まし合えたり、サポートし合えるような仲間っていうのは大事だと思っているので、そういう場所になれたらいいなぁと。

Spaceファミリーと Spaceファミリーと

 

―入ってくれた人たちがスポーツの魅力をもっと知ってもらう場所にしたいって、素敵ですね!

 

当初始まった時のイメージというか、Spaceに入ってきてほしい人として思い描いていたのは、指導者、親御さん、アスリートをサポートする人たちがメインだったんですけど、今はその方々に加えてアスリートの方々にも入ってきてほしいなっていうのは思っています。異質な属性を持つファミリーの皆さんの間で、コラボレーションできれば面白いはずなので。Spaceとしては第2段階になるかと思いますが、これからは、アスリートの方々に対しても、メリットを提供できるように整えたいなと思います。 


―ありがとうございました。橋本さんの今後の更なるご活躍と、Spaceでの挑戦も楽しみにしています!