Space会員である皆さんの人生を深掘りする「Spaceファミリーインタビュー」!第7回目は、メーカーで日々忙しく勤務しながら、ラグビーコーチ・スポーツメンタルコーチとして活動中のみやさんです。現役のラグビー選手でもあり、社会人チームのキャプテンを9年つとめたご経験も!メンバーとのコミュニケーションの大切さを知るみやさんに、これまでの人生の軌跡や今後のビジョンについて、じっくりお話を伺いました。

 

 

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もくじ:みやさん人生インタビュー

 

●「ボールを持った格闘技」ラグビーにはまった理由

●社会人チームでキャプテンを9年!

●選手の自主性を伸ばすには?メンタル術を学ぶ

●その人の「本当の幸せ」に貢献したい

 

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「ボールを持った格闘技」ラグビーにはまった理由

 

  

―早速ですが、今の宮澤さんのお仕事についてうかがえますか?

 

みや:どうぞ、よろしくお願いします。今は平日の日中仕事をしながら、平日夜間、主に土日を使ってスポーツメンタルコーチの活動をさせてもらっています。

 

ー平日のお仕事はどういったことを?

 

今は生活必需品でもあるタオルの企画をする会社で働いています。

僕はこれまで二社の会社を経験していて、一社目は、社会人でもラグビーを続けたかったので、ラグビー部がある半導体メーカーに入りました。クラブチームでもやろうと思えばできるんですが、企業チームに興味があったんです。今働いている二社目の会社は、小規模な会社ですが、経営者の方とすごく近いところで仕事を学べるし、自分なりの目標を設定して達成できるよう頑張れる環境だと感じ、入社を決めました。

 

―なるほど。競技はいつから始められたんですか?

 

みや:ラグビーは大学に入ってからです。人生の中でもうなんだかんだ半分以上続けてきているので、大きい存在ですね。自分の中での軸になっていると思います。大学までにいろいろとスポーツを経験してきて、小学校の時は水泳、中学では野球、高校は3年間卓球をやっていました。卓球も一生懸命やっていたんですけど、大学で何をやろうかなって考えた時に、新入生歓迎期間で勧誘を受けたんです。卓球を続けることも考えたんですが、体格が普通の人よりちょっと大きかったので、ラグビーに誘われたんだと思います。

大学生の頃。上段左から3番目がみやさん。
大学生の頃、チームメイトと。上段左から3番目がみやさん。

 

 

ーラグビーにハマった理由はなんでしょう?

 

みや:野球や卓球をしていた時も、チームで戦う感じが好きでした。ラグビーは、ボールを使ったスポーツの中でいちばん人数が多いスポーツなんです。多いけれど、15人分それぞれの役割がある。例えば、ラグビーの特徴のひとつに、監督は試合中に直接指示を出してはいけないというルールがあります。グランドにいる選手たちだけで試合をマネジメントしていかなければならないんです。キャプテンの役割も重要ですが、選手自ら考えて試合中は動くという、自主性が重んじられているスポーツです。わりと会社組織とかに置き換えられることも多いんです。15人が役割をきちっと果たすことによってチームパフォーマンスが最大限発揮されるところが魅力だと思います。逆にそれができないと、いくら個人で飛び抜けた人が何人かいてもなかなか勝てないところがまたおもしろみですかね。あとは、やっぱり「ボールを持った格闘技」って言われる競技なので、その分熱くなれるというか、自分を出せるし、本気になれるみたいなところがおもしろいところです。

 

―ラグビーはもちろん、スポーツへの愛情が伝わってきますね。

 

みや:実は僕は、子どもの時に母親から、「いい大学に行って、いい会社に入れば一生安泰だから、とにかくいい学校に入りなさい」と言われて育ちました。小学校受験に落ちてしまったのですが、3年生から学習塾に行かされ、中学受験。今度は合格しましたが、小学校の時に勉強ばかりさせられてたので、もう二度と勉強はするもんかと思って、中学はもう遊んでやろうと。中学の時は、いちばん自分が人生の中で落ちた時代で、自分の中では暗黒時代でした。東大に入るような人たちが何人か毎年必ずいるような、千葉県では有数の私立中高でしたが、落ちこぼれでエスカレーター式の高校へ上がれなかったんです。結局高校受験をする羽目になり、別の高校に入学しました。高校では恩師と呼べる卓球部の顧問の先生との出会いがあり、卓球を3年間一生懸命に取り組んだことで改めてスポーツの楽しさと充実感を覚えました。だからこそ、スポーツが自分にとって思い入れがあるんです。

 

 

社会人チームでキャプテンを9年!

 

 

―ラグビーをしてきた中で、思い出はありますか?

 

みや:僕はあんまり泣いたりしないんですけど、大学の時のリーグ戦で強豪と言われていたチームと対戦する時に勝つことができた時はすごくうれしくて、終わった瞬間にすごく感極まって、息ができなくなったぐらい(笑)嬉し泣きしたことがありました。その試合は皆の集中力が高まって、絶対勝ちたいと思った試合で勝つことができました。それが大学時代では、いちばん思い出に残っていますかね。

 

 

―嬉し涙、青春ですね。社会人になってからの競技生活はいかがでしたか?

 

みや:もともとは企業チームだったんですけど、毎年コンスタントにラグビーをやってる人が入ってくるわけではないので、どうしても人数的な難しさもあって、途中からクラブチームという形になりました。会社は、引き続き活動に対するサポートしてくれて、社員だけでなく社外の人たちもやれるようなチームにシフトしていきました。チーム名も変わり、そこでは、長らくキャプテンをさせてもらっていました。ただ社会人のチームになると、人によって参加のモチベーションっていうのがいろいろあるわけですよ。本気でちょっと勝って上へ行きたいっていう人たちもいれば、そうでもない人もいる。その中で、キャプテンとしてチームをまとめていくのは、難しいところもありました。ラグビーは最低でも15人が試合に必要で、20人ぐらい控えも含めていないと試合ができないんです。上のリーグに上がるための入れ替え戦までは行けたんですが、やっぱり壁があって、そのチームとしては結果的に目指していた上のリーグに行けなかったんですね。運営スタッフの事情などもあり、2017年活動休止することになりましたが、それまでの約9年間キャプテンをさせてもらって、真剣に自分の人生のチャレンジができたことは良かったと思います。

 

社会人チームの集合写真 社会人チームの集合写真

 

―9年…長いですね!その分、思い入れもありますよね。

 

みや:そうですね。チームの休止と同時にラグビー自体もやめるかどうかっていうのを考え悩みましたが、何チームかに声をかけてもらいまして。「チームが活動休止って話聞いたんだけど、一緒にやらないか?」って。僕は、常に自分にとってのチャレンジになるかどうかが判断基準なので、それを感じたチームに入って、今はそこでクラブ日本一を目指して活動しています。

 

 

―いまも現役を続けてらっしゃる…すごいことだと思います。そして、並行して母校・獨協大学ラグビー部のコーチもされているとか?

 

みや:そうなんです。僕の中で、大学のラグビーと出会いがきっかけで自分の人生が変わったという思いがあって、その感謝の気持ちから、何かできることはしたいなと。昔から、監督やコーチとかはOBの人たちが歴代やっています。創設もう55年ぐらいになるチームで、ラグビー部を作った70代の方と、初代のキャプテンをやられてた方が2人体制でずっとやっていて、コーチはOBが入れ替わりでやっていく感じです。僕もOBとして練習に参加しているうちに、そのお2人から、コーチとしてスタッフに入ってくれないかっていう話をいただきました。

 

 

 

選手の自主性を伸ばすには?メンタル術を学ぶ

 

 

コーチとして、心がけていることはありますか? 

 

みや:そうですね。やはり体育会のチームなので、上を目指すというのが目標になるわけですが、基本的には学生主体のチーム。僕は、基本的に土日に行った時に見て感じたことをフィードバックするとか、技術的なところを現場で教えるんですけど、技術指導的なところだけになると、やっぱり限界があるなっていうのを感じました。どういう指導をしようかな、どんなコーチをしようかなと思った時に、そこで颯人さんのところに初めて行くわけです。技術指導も大事だけども、ラグビーは自主性が大事。いわゆるメンタル面っていうんですかね、そういったところをサポートしてあげたほうが、自主性もさらに伸ばせるだろうし、基本的には自分たちで考えて、自分たちでちゃんと目標を作って達成していくっていうところをサポートしたほうがより効果が高いんじゃないかと感じていました。颯人さんに行き着いて、そこから資格講座を受講するようになりました。

資格取得後に学長の鈴木と記念撮影 資格取得後に学長の鈴木と記念撮影

 

 

-メンタルコーチとしての学びをしていく中で、気づいたことなどはありましたか?

 

みや:一応ラグビーのコーチ資格もあったりするので、コーチングについても軽く学んだことはあったんですけど、きちんとメンタル面を学ぶことは、いろいろと斬新でした。少しずつ学んでいって、現場で試してというのをしながら、繰り返しながらやってきたみたいな感じですよね。自分自身もきちっと目標を持って、達成していくために、試行錯誤を繰り返しながら試していきました。それが同時に会社での仕事にもやはり生きてくるところではあるので、そこは同時並行でやりながらみたいな感じですかね。だから、コーチングっていうのを少し学んで、コミュニケーションの取り方とか、自分が見ている人たち、部下だったりとか、選手だったりとか、そこにはかなりその後役立ったと思います。

 

-例えばどういった場面でしょう?

 

みや:そうですね。スポーツのチームでも会社組織でもそこは同じだと思うんですけど、トップダウン式で「俺の言ったことをお前らきちっとやれ、やっていれば勝てるから」だと限界があると思うんですよ。なので、いかに選手であったり、個人の能力だったりモチベーションをいかに引き出すかっていうのがパフォーマンスに関わってくるので、そのやり方が間違っていると、逆にモチベーション低下だったりにつながることもありますよね。それが、コーチングを学んでいるか学んでないかで、ぜんぜん違うと思いますね。

 

 

その人の「本当の幸せ」に貢献したい

 

-コミュニケーションと一言に言っても、モチベーションを上げることが大切なんですね。その他に、スポーツメンタルコーチされる時に、大切にしていることはありますか?

 

みや:颯人さんは「クライアントさんの幸せに貢献する」というような理念をお持ちだったと思うんですけど、僕もすごくそこに共感しますし、自分の軸と重なるところもあります。自分と出会ってくれた人に対して少しでもいい影響が与えられるような人になりたい。自分を通してその人たちの価値観であったり考え方っていうのに少しでもいい影響をあげられて、その人たちのよりよいパフォーマンスと幸せにつながっていけるような活動をしていきたい、そういう人になりたいなって思いますね。

 

セミナーで登壇するみやさん セミナーで登壇するみやさん

 

-『勝つ』だけが目標ではないんですね。

 

みや:そうですね。勝たせるだけでなく、その人の本当の幸せを考えたいですね、やっぱり。勝つことが結果的に幸せにつながっていく人がいれば、それでいいでしょうし、また違う考え方もあると思うので、そこは大事にしています。

 

 

-すばらしいですね。Spaceも活用いただいてますが、どのように使っていますか?

 

みや:今は、基本的にインプットとアウトプットの場として捉えています。もうちょっとSpaceの活動に取れる時間を増やして、いろいろなアウトプットもしていきたいなとは思ってるんですけど、なかなか今時間的なところがそんなに取れてないっていうのが実情で、どっちかっていうとインプットに使わせてもらってることが多いですかね。颯人さんのコンテンツだったりとか、ラジオとか、課題を中心に拾っていって、できる範囲でやっていく感じですね。あとは今、去年から隔月で指導者とメンタルの記事を書かせていただいます。

 

 

-私も読ませて頂いています!これまで多くのチャレンジをされてきていると思うのですが、今後は何か考えていることはありますか?

 

みや:そうですね。実は、スタートアップの会社に転職しようと思っています。今の会社の社長に声をかけてもらった時に「業界で日本一を目指してるから、一緒に手伝ってほしい」という話に共感して入りました。それが今年、実は業界日本一になる事がわかり、自分の当初の目標をそこで一応達成できることになったんです。これからまた新しいチャレンジをするというのは、ある意味リスクもあるんですけど、やっぱりリスクを取らないところにリターンもないので、頑張りたいですね。

 

 

―そうでしたか!これからのチャレンジも陰ながら応援しております。最後に、今後のご自分の人生では、どういったことを大事にされていきたいですか?もしよければ、お仕事とプライベートと両方でちょっとお話しいただけたら。

 

みや:はい。自分の中での家族との時間は、大切にしたいですね。うちの親は僕が小学校3年生の時に別居して、最終的には離婚しているんです。別居してからは弟と一緒に母親に育てられたっていう経緯があって。物心ついた時にはもう親が不仲で、自分としては残念な思いをしました。離婚後、母親は、朝も夜も働いていたので、ほとんどコミュニケーションが取れずに育ちました。だから、ある意味反面教師じゃないんですけど、自分が感じた思いを子どもにはさせたくないなというのがあり、一緒にいられる時間は大事にしたいなっていうのがありますね。今の働き方を変えようと思ったのも、家族と時間を取れるようにしたいのが大きな理由です。あと仕事のほうでは、やはりメンタルコーチのほうの活動に使える時間をもう少し増やしつつ、活動の幅も広げていきたいですね。最終的には、コーチの比重をもっと増やしていきたいなと思っています。今年は、変化の年になりそうです。

―ご家族との時間が増え、ますます充実されていきそうですね!今回はありがとうございました。

 

みや:ありがとうございました。

 

ご家族でスポーツ観戦! ご家族でスポーツ観戦!家族との時間もみやさんの原動力に。