【イベント趣旨】
ノウハウや知識は多く出回るのですがなぜか成功できない・・・。そんな人々に沢山出会ってきました。私たちはこの恵まれた情報時代にも関わらずどうしてこれほどまでに差が生まれてしまうのでしょうか?
人を殴っちゃいけないのに殴る指導者・・・
罵声を選手に言い続けてしまう指導者・・・
子供の可能性を否定し続ける親御さん・・・
厳しい言葉が大事だと信じる親御さん・・・
科学的に間違いだと伝えるのは簡単ですが、科学も時代の変化とともに間違いがあったり科学的な常識が非常識に覆ったりすることもあります。
そこで科学を扱う際に重要なのが知識を扱う人間の道徳になります。そこで心理学辞典には道徳性という言葉でこんな面白い一文を見つけました。
ではどのようにしたらこの道徳性は高めることが出来るのでしょうか?
そこで、毎月、1冊の本をテーマに勉強会を行います。選ぶテーマは最新の科学的な知見のシェアよりも道徳心や倫理観を高める内容を重視したいと思っています。
出来る限り簡単に読める本で、気軽に勉強できるものをチョイスしたいと思っています。1日8ページずつ読めば20日くらいで読み切れる本を皆さんにご提案出来たらと思います!^^
【ルール】
イベント参加日まで必ず本を読んできてくだい。本の貸し出しは行っておりませんのでKindleか書店などでの課題図書の購入をお願いします。イベント当日は本を読んでの感想を発表していただき、その感想を元にスポーツメンタルコーチ鈴木颯人がコメントさせていただきます。
※新ルール 2021年2月より本を読まなくても参加OKにします。発言はできなくても、参加することで何かを感じ取って欲しいなと思っているからです!是非ともご参加ください!
【今月のテーマ】
「うつ白 ~そんな自分も好きになる~」
【森﨑和幸C.R.M森﨑浩司アンバサダー共著による初の書籍】
広島で生まれ、サンフレッチェ広島の育成組織で育ち、
選手生活のすべてをサンフレッチェ広島で過ごした双子の兄弟、
森﨑和幸と森﨑浩司による初の書籍。
3度のJ1優勝に貢献するなど、華々しいキャリアを送ってきた一方で、彼らはともに「うつ病」を発症。
それも一度や二度ではなく、幾度も心の病を患ってきました。
ときには練習場に通うこともできなければ、日常生活を送ることすらままならない状態に陥りました。
だが、そのたびに、本人たちのピッチに戻りたいという思いや
家族をはじめとする周りのサポートによって、
彼らは再びユニフォームに袖を通すとスタジアムに戻ってきました。
そんなふたりが、現役を引退した今だから明かせる、心の病と戦い続けてきた日々——。
トップアスリートが「うつ病」を告白するのは日本では初のこと。
「世間が抱くうつ病に対するイメージを変えたい」(森﨑和幸)、
「自分たちと同じように心の病に苦しんでいる人たちの希望になれれば」(森﨑浩司)
という彼らの思いと人生をここに綴ります。
│「その症状をはじめて自覚したのは2006年だった。
│その後、僕は2018年に現役を引退するまで、長期にわたってプレーができなくなったのは、
│5回ほどだが、試合中も症状を感じながらプレーしていたこともある。
│僕は、ずっと≪うつ病≫と向き合ってプレーしてきた。
│日本では、まだまだアスリートは、強靱な精神力を備えていると思われがちだ。
│でも、僕らもみんなと何ひとつ変わらない。
│サッカー選手も他競技のスポーツ選手も、弱さもあれば、不安を抱えている。
│なかには心の病に苦しんでいるアスリートの方もいるだろう。
│自分が経験したこと、感じたことを綴ることで、アスリートは心の病にならないという認識が、
│少しでも改められることができればと考えて、自分の歩みをまとめることにした」
│プロローグより一部抜粋——森﨑和幸
│
│「ただ、僕らには、双子というだけでなく、もうひとつ、大きな共通点があった。
│それは、ともに心の病を抱えながら、選手生活を送ってきたということだ。
│選手時代は、「オーバートレーニング症候群」と発表していたが、
│実は現役を引退する2016年まで、何度も≪うつ病≫の症状に苦しんできた。
│2008年から2009年には、自身の人生のなかで、最も重い症状に陥り、
│試合どころか、練習場からも離れるほどだった。
│日常生活を送ることもままならず、ときには「死」を意識したこともあった。
│でも、そのたびに、周囲の人に助けられ、ピッチに戻ることができた。
│改めて自分の人生を振り返ってみると、家族をはじめ、本当に多くの人々に支えられて、
│今日まで歩んでこられたことを強く実感する」
│プロローグより一部抜粋——森﨑浩司
【帯コメント 森保 一】
ふたりが心の病を乗り越えて、アスリートとしてサッカーができるようになったのは“奇跡"でした。
引用・Amazon
【この本を紹介したい理由】
サッカー選手の約3割がうつ状態を経験していると報告される世の中において、人の気持ちに寄り添う際にうつ状態のアスリートを心境をリアルに学べるのが本書です。私自身(鈴木颯人)もうつ病を経験してますが、アスリートとしてのうつ病ではなかったので非常に参考になる一冊でした。メンタルコーチとしてもうつ状態の選手をサポートすることがあります。ご本人が精神科や心療内科に通っていなくてもそういう選手と携わることはあると思います。指導者として、メンタルコーチとしてもう一段レベルアップしたい人に向けて本書をテーマに勉強が出来たらと思います。