スポーツメンタル指導士でご自身は障害を抱えている中村珍晴さんに怪我とメンタルについてお伝えしていただくことになりました!


【告知文】
怪我は身体にダメージを与えるだけでなく、心にも傷跡を残すことがあります。


たとえば、怪我により思うようにプレーできないことで不安、怒り、焦りを感じ、その結果、リハビリに専念できないという事例が報告されています。


また怪我が重度の場合は、競技引退を迫られるかもしれません。このようにアスリートにとって怪我は、心身両面において大きな問題となります。


しかし一方で、怪我が心にダメージを与えるが故に、心理的成長に繋がる可能性があることが近年のスポーツ心理学の研究によって分かってきました。


この講座では、怪我との向き合い方、そして辛い出来事を心の成長に繋げるために必要なメンタルの育み方について解説します。

【経歴】
中村珍晴(なかむら たかはる)
博士(スポーツ科学)・スポーツメンタルトレーニング指導士(日本スポーツ心理学会認定)

1988年愛知県生まれ。2007年天理大学在学中にアメリカンフットボールの試合中の事故で頚椎を骨折し車椅子生活となる。2010年に天理大学へ復学、そしてアメリカンフットボール部にスタッフとして復帰。2012年、同クラブのヘッドコーチに就任し、2015年12月まで4年間務める。天理大学を卒業後は大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科に進学し、博士号を取得(スポーツ科学)。その後、独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2018年に神戸学院大学心理学部に着任(講師)。現在はスポーツ心理学者として、研究とメンタルトレーニングの実践に取り組んでいる。主な研究テーマは、受傷アスリートの心理的成長。