【イベント趣旨】


 ノウハウや知識は多く出回るのですがなぜか成功できない・・・。そんな人々に沢山出会ってきました。私たちはこの恵まれた情報時代にも関わらずどうしてこれほどまでに差が生まれてしまうのでしょうか?


人を殴っちゃいけないのに殴る指導者・・・

罵声を選手に言い続けてしまう指導者・・・


子供の可能性を否定し続ける親御さん・・・

厳しい言葉が大事だと信じる親御さん・・・


 科学的に間違いだと伝えるのは簡単ですが、科学も時代の変化とともに間違いがあったり科学的な常識が非常識に覆ったりすることもあります。


 そこで科学を扱う際に重要なのが知識を扱う人間の道徳になります。そこで心理学辞典には道徳性という言葉でこんな面白い一文を見つけました。

ではどのようにしたらこの道徳性は高めることが出来るのでしょうか?


 そこで、毎月、1冊の本をテーマに勉強会を行います。選ぶテーマは最新の科学的な知見のシェアよりも道徳心や倫理観を高める内容を重視したいと思っています。


 出来る限り簡単に読める本で、気軽に勉強できるものをチョイスしたいと思っています。1日8ページずつ読めば20日くらいで読み切れる本を皆さんにご提案出来たらと思います!^^

【ルール】

 


 イベント参加日まで必ず本を読んできてくだい。本の貸し出しは行っておりませんのでKindleか書店などでの課題図書の購入をお願いします。イベント当日は本を読んでの感想を発表していただき、その感想を元にスポーツメンタルコーチ鈴木颯人がコメントさせていただきます。


【今月のテーマ】

 ザグラム社に転職して間もない主人公は、専務副社長バドによる一対一の研修を受けることになった。入社してからの1カ月、主人公は誰よりも長く働き、同僚から抜きんでようと懸命に努力してきたつもりだ。しかし、バドは開口一番「君には問題がある」と言い放つのだ。   
 それは、部下への接し方に対する問いかけだった。主人公は部下を公正に扱っているつもりだと反論する。これに対しバドは、心の中で部下を我慢ならない存在として軽蔑し、自分の望みどおりに動かそうとしていないかと疑問を投げかける。かつてバド自身が同じ過ちを犯していたというのだ。  
 「問題のある人物自身には、自分に問題があるということが見えなくなっている」とバドは言う。この状態を哲学者は「自己欺瞞」と呼んだ。自己欺瞞は組織の至るところに存在する。ザグラム社ではこの状態を「箱の中に入っている」という言い方をし、組織的な課題として取り組んできたのだ。   
 人は相手が自分をどう思っているのかを敏感に感じることができる。ここがポイントだ。相手が自分を操ろうとしていることや・・・続きは下記より
引用先・https://bizpow.bizocean.jp/review/20150105/
目次
第1部 「箱」という名の自己欺瞞の世界
   (「君には問題がある」自分だけが気づいていないこと何も見えない状態に陥るとき ほか)
第2部 人はどのようにして箱に入るか
   (箱に入っているのは、あなた一人じゃない
    箱の中に押し戻されてしまうときあなたを箱の中に追い込む「自分への裏切り」 ほか)
第3部 箱からどのようにして出るか
   (「素直な自分」を引き出す「どうすれば箱の中から出られるか」人として、相手と接する ほか)

著者について

アメリカ・ユタ州に拠点を置く研究所。哲学者T.ウォーナーが創設メンバーに加わっていたという異色の集団。現在ではビジネス、法律、経済、哲学、教育、心理学の専門家が一堂に会し、組織内にある人間関係の諸問題を解決することによって収益性を高めようという独自のマネージメント研修やコンサルティング業務を行なっている。 ちなみにarbingerとは先駆けの意。
引用•Amazon

【この本を紹介したい理由】

人との接触が急に減ると自分の思考に陥りがちです。私はうつ病を経験し、引き篭もったからこそ世界との繋がりが遮断される怖さや孤立感が与える思考の偏りに気付けました。本書を通じてそういった人間の思考の癖を学びコロナ禍を乗り越えるキッカケになれたらと思います。

【動画アーカイブ】