ここ最近、
早起きするようになりました。
早起きの素晴らしいメリットを
ものすごく受け取っています。
もともとは夜型人間ではありました。
(うつ病時代の話も含め)
日の出のタイミングで寝て、
日の入りのタイミングで起きる・・・
1日を損した気持ちで
毎日を過ごしておりました・・・笑
そんな私が何年かに1度は、
突然、朝型になる瞬間があります。
なので、
夜型と朝型の双方のメリットを
十分理解している自負があります。笑
そこで朝型のメリットをみなさんに、
科学的な側面からお伝えできればなと思います。
世の中で非常に活躍されている方ほど
早起きな傾向がものすごく多いです。
まずは早起きに関する名言を
いくつかご紹介します。
皆さんご存知の「早起きは三文の徳」という言葉。中国の散文「早起三朝當一工」が起源であるといわれております。「早起きは三文の徳」の元ネタは、中国の古い散文「早起三朝當一工(3日続けて早起きすれば一人分の働きに匹敵する)」だといわれています。おもに農家に伝わることわざで、陽が高くなる前に起き出して働けば仕事がはかどるという意味です。
その他にこんな言葉があります。「早起きは勤勉ということで人から信頼が得られる」こちらは松下電器(現パナソニック)を創業した松下幸之助さんのお言葉です。
また、鉄鋼王で名を馳せたアンドリュー・カーネギーは「朝寝は時間の出費であると思いなさい。しかも、これほど高価な出費は他にない」と話しております。
そして、ベンジャミン・フランクリンは「早寝早起きは人を健康、富裕、賢明にする」ということを言っています。これほどまでに有名な方は、やはり早起きのメリットを感じているわけです。
それ以外にも
・脳科学者の茂木健一郎
・執筆家の村上春樹
・アップル社の社長のティム・クック
などなど
非常に有名な人たちが、
朝早起きであるということがわかっています。
茂木さんは早起きして何をやっているか気になりませんか?まず朝早く起きて、Twitterのトレンドをすべてチェックし、近くのコンビニに行っているそうです。
村上春樹さんなんかは、朝4時に起きて6時までの2時間で原稿を書いているそうです。しかも驚くべきことに原稿を書くタイミングは1日のこの時間だけにしか書いていないそうです。6時まで書いたら例え調子が良くても筆を置き、ランニングするらしいです。フルマラソンに参加されるぐらい有名な方です。
そしてアップルの社長であるティム・クックは、朝4時から800件のユーザーコメントに目を通すそうです。
このように、本当に能力が高く常にハイパフォーマンスな結果を生み出す方々は、誰にも邪魔されない時間を自分で作るのが天才的にうまいです。これは私も朝活をやっているからこそ感じますが、朝の時間だからこそ集中してできるものがすごく多いのです!このメリットを強く感じております。
著名人の事例以前に、
皆さんも感覚的に早起きは非常に
重要であるとお気付きだと思います。
しかし、
これがなかなかできない・・・笑
私も、いざ早起きをしようとすると
なかなかできませんでした。
そんな苦い過去があるかこそ、
早起きのハードルを感じます。
そこで早起きのメリットを
科学的にお伝えします。
大きく分けて3つあります。
1つ目が、「朝は睡眠によって記憶が整理された状態である」ということになります。
私たちの脳というのは、情報が大脳辺縁系の一部である海馬に集められ、短期記憶として一時的に保管されるということがわかっています。そのあと、大脳皮質の側頭連合野に運ばれ、この段階では記憶は蓄積されているだけなんですが、その際に睡眠を取ることで記憶が整理され、そして長期記憶へと変わるということがわかっています。
つまり、1日をどんどん過ごしていくと、どんどん記憶が溜まっていくわけです。一時的に記憶が溜まっていくわけです。すると、脳の中でスペースがないような状態がどんどんできあがっていき、夜の段階で新しい知識を受け付けることができないような状態になってしまうわけです。
そこで、記憶をいったん整理して整える役割として睡眠が必要になります。そして、睡眠をすることで、脳の中の大脳辺縁系の一部である海馬に記憶が留められていない状態になります。非常にクリアな状態で朝は人の話を聞き入れやすくなるわけです。だからこそ、朝活が有名になるわけなんです。
2つ目の脳科学的な理由というのが、「体内リズムを整えることができる」ということです。
これはサーカディアンリズムといいます。私たちの体は25時間周期になっており、何もせずに日々を過ごしていくと体のリズムは崩れていきます。なぜならば、1日は24時間ですので、知らず知らずのうちにどんどん1時間ずれていくからです。この1時間をしっかり整えるために必要になるのが朝日(光)になります。
モチベーションと光について以前のラジオでもお伝えしていましたが、実は朝日を浴びることによって、私たちの体内リズムが整うことが解っています。なので私たちは人間として朝日をちゃんと浴びる必要があるのですがそうはいかない方もいると思います。
部屋の中が真っ暗な状態でないと眠れない方です。気持ちはわかるのですが、真っ暗な状態でねると辺りの変化に気付けないので時間感覚に気付けません。アラームなどで起きる事はできますが、身体にとっては不自然な形で1日がスタートすることを示唆します。
そういう環境で眠れない方によっては下記のような自然光に近い機器が売られているので是非参考にしてみてください。
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また可能であれば、カーテンをちょっとでもいいから開けておきましょう。ちょっとでも朝日が入っていくような状態を作るだけでも違うといわれています。
そして最後の3つ目の理由としては、「朝早く起きて、ちょっと運動をするだけ」で脳のパフォーマンスを高めるといわれています。
運動すると脳が活性化されます。簡単な運動でいえば、散歩やランニングで十分です。私たちの記憶と運動は密接に関わっているということがわかっています。朝運動した後に何か新しいことを学ぶと記憶の定着がよくなるのです。さらには、基礎代謝が高まった状態で1日を過ごすことができるので、非常にエネルギッシュに朝をスタートすることができます。
以上が脳の仕組みからお伝えしたメリットでした。
統計学的な観点からいくと、2008年のノーステキサス大学の学生を対象に調査したところ、いわゆる朝型を自称する学生のほうが成績がよかったということでしたり、さらには社会心理学に特化した Journal of Applied Social Psychology 誌によると、早起きする人のほうが夜更かしする人に比べて積極性が高く、仕事が成功する確率が高いという記事も発表されました。さらにはハーバード・ビジネス・レビュー誌には、夜更かしする人は企業の典型的な労働時間に合わず、そのせいで大事なチャンスを逃しやすいという報告がなされたということもわかっています。
さらに、朝型の人のほうが、BMI、体型指数が夜型の人よりも低いということをドレクセル大学の研究者が発見しています。あとは、アメリカのトロント大学の研究者によると、朝型の人のほうが、そうでない人に比べてより幸せであるということがわかっています。
このあたりはなんとなく想像がつきます。そう考えると、朝早く起きて、自然と眠りやすくなったほうがすごく幸せだと私は思うのです。私も朝早く起きて昇ってくる朝日を見ただけですごく感動しました。人間って、こういう小さなことでも感動できちゃうんだなぁとシミジミと感じます。
こうやって理屈とか、統計とか、いろいろなメリット的な部分を伝えるのは簡単です。では、どうやったら早起きできるのか?私からみなさんに今日からできる5つの方法を伝授できたらと思います。
まず1つ目が、部屋の明かりに気をつけるということになります。
・寝る時にスマホをいじらない
・明るい部屋の場所で過ごさない→夜は間接照明で過ごす
・部屋を真っ暗にして寝ない
それでも朝早く起きるのがどうしてもうまくいかない、なんかメラトニンがうまく出ないなぁという方は、「光浴療法」というものがあります。光を浴びることによって夜ふかしを治していく、睡眠障害を治していくという方法もあることがわかっています。Amazonの中でそういう機器がたくさん売っていますので、ぜひそちらのほうも試していただけるといいかなと思います。
2つ目が、早起きのメリットを徹底的に考える。
人間というのは何か行動を起こすときに、必ずメリットを感じたときに行動します。そこで、早起きをしたければ、早起きするメリットを徹底的に考える必要があるわけです。こういった形で意識的に変えていく必要があります。早起きすることによって「1日、もたないよ」という方もいらっしゃると思うんです。そういう方は、意識的に昼寝をしてください。昼寝というのも、1日10分から15分でかまいませんし、完璧に寝る必要はありません。目を閉じるだけでも十分効果があると言われています。
そして3つ目、1日の始まりは前日の夜から始まっています。
信念レベルで自分自身を変えていく必要があります。この点をぜひ理解していただけると、自然と早起きができるかなと思います。ただ、これに関しては、あくまでも私個人の意見になります。ここまで話しておきながら、私は早起きをみなさんに強制したりはしません。遺伝子学的にも、朝型の方、夜型の方がいらっしゃいます。当然自分に合ったリズムがあると思います。ぜひご自身にあった生活スタイルを優先していただければと思います。
ただ、中には早起きを継続した経験がないという方もいらっしゃると思います。そういった方はぜひ一度は早起きを1ヶ月間試してみてください。試していただけると、早起きのよさを感じると思います。
ご参考までに。