こんにちは!
スポーツメンタルコーチ橋本です。
今月はRisk Managementについて。
今回は恐るべきものとそうでないものを見極めると題してお届けします。
まずはこちらの質問に答えてみてください^^
質問1
あなたには2つの選択肢が与えられます。
選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円がもらえる。裏が出れば何ももらえない。
質問2
あなたには200万円の負債があるとする。同時に以下の2つの選択肢が与えられます。
選択肢A:無条件で負債の半分が減額され、100万円の負債になる。
選択肢B:コインを投げ、面が出れば支払いが全額免除される。裏が出れば負債総額が変わらない。
皆さんは二つの質問にどんな答えを出すでしょうか?
この質問は質問1ではAを選ぶ人が多く、質問2ではBを選ぶ人が多いと言われています。
実際に私もそんな風に選択すると思います。
気づかれた方も多くいると思いますが、質問1も質問2も選択肢AとBで得られる金額は変わりません。しかし、負債があるという状況が違うだけで、選ぶものが変わってしまうのです。
これは「プロスペクト理論」という理論で
利益が目の前にあるときは、それが手に入らないリスクを避け、
損失があるときは、その損失そのものを回避しようとする
と説明されています。
もっと簡単な言葉にするならば、
私たちは損失や欠点を見つけるのが上手
だということです。
なぜこんな話を持ち出したかというと、
「目の前の選手にとって、どんなことが損失になるのか?」
を考えることがポイントになってくるからです。